モンテカルロカジノの特徴とモナコ公国の文化
- 2016/03/20
- オンラインカジノ全般のQ&A
- モナコカジノ, モンテカルロカジノ

★ モンテカルロカジノの特徴
1. ルーレットが主流、バカラはなし
モナコの首都・モンテカルロには合計4つのカジノ場がありますが、フランスやイタリア、オーストリア、ドイツなどヨーロッパ各国のカジノと同じく「ルーレット」が主流ゲームになっています。
そのため、ヨーロッパが「ルーレット」主流とするなら、アメリカは「ブラックジャック」・「ポーカー」などのスキルゲームが主流、アジアは「バカラ」が主流のカジノゲームと言えるでしょう。
( ※ オセアニアは全てのゲームがまんべんなくという印象です )
また「バカラ」については、モナコカジノなどヨーロッパのカジノ場には基本的に一切設置されておらず、イタリアカジノなど一部の施設では「プントバンコ」または「CHEMIN DE FER」(シェマンドフェル/大バカラ)という名称でバカラを楽しめます。
同じように、ライブバカラやビデオバカラ(電子バカラ)も普通はありません。
2. VIPプログラムは充実していない
富裕層向けの「カジノVIPルーム」が盛んなマカオカジノ、シンガポールカジノ、ラスベガスカジノは、カジノIR施設をお得に利用できるコンプメンタリー(ポイント)特典・キャッシュバックサービスなどのプログラムが充実していますが、モンテカルロのカジノにはこのような特典が導入されていません。
その理由の一つとして、カジノに依存しなくても観光立国(主に富裕層向け)としてやっていけるモナコでは、VIPルームの需要がそれほど高くないことが考えられます。
また、近年モナコのカジノが某インターネットカジノを買収したことから、今後はオンラインカジノで収益を伸ばしていく方向性も考察されているのかもしれません。
★ モナコ公国の特徴・文化
1. 富裕層率が高い
国土が日本の皇居よりも一回り大きい2.02平方km、バチカン市国に次いで世界第2位のモナコ公国には、住民約36,000人が住んでいます。
そして、その内資産100万ドル(約1億2,000万円)以上を有する人口は約2,000人、さらに10億ドル(約1,200億円)以上のスーパーリッチが約50人居住していると言われ、世界的に見ても極めてお金持ち比率が高い国と言えるでしょう。
2. 高級車率が高い
年間晴天日数300日、平均気温16.3度という保養地として理想的な環境が整うモナコ公国は、通称「地中海の宝石」と呼ばれています。



そんな良好な気象条件を求めて世界中から富裕層が集まるため、街中を走る車はベントレー、ロールスロイス、ランボルギーニ、フェラーリなど高級車が多く、とくにモンテカルロ中心地では15秒に1回は高級車を目撃するでしょう。
3. ヨットやクルーザーが多い
1956年、当時即位していたレーニエ三世がカンヌ映画祭で知り合ったハリウッド女優・グレースケリーと結婚したことにより、アメリカなどから世界的な俳優・大富豪たちがモンテカルロに訪れるようになり、今では世界最高のリゾート地になりました。
そのため現在でも、モナコ在住の富裕層らが所有するヨットやクルーザーが停泊しています。





また、世界の大富豪が持つと言われる社交界日程表「ハイライフカレンダー」にモナコでのイベントが記載されており、毎年多くの富裕層たちがクルーザーやプライベートジェットでモンテカルロを訪れます。
2011年7月、現在のモナコ公アルベール二世と南アフリカの元水泳選手シャルレーヌ・ウィットストックが結婚したことから、今後も世界有数の超高級リゾート地として、引き続き富裕層来客が増えるのではないでしょうか。
4. 英語が通じにくい
公用語がフランス語であるモナコでは、カジノの荷物係やレストラン店員などで英語が話せない人が多いです。
その点、パリやコートダジュール地区などフランスの各地域と同じ状況といえます。
英語が第2言語で、ファーストフード店員でも英語が話せる人が多い香港やシンガポール、フィリピンなどアジア諸国の方が、英語が通じやすいと思います。
5. ビーチが石浜
モンテカルロの海岸に広がるビーチは、小粒の石浜で構成されています。

フランスのニースのビーチよりは石の粒子が小さく、普通の砂浜であるカンヌのビーチより粒子が大きいといった具合です。
(写真:グラン・カジノ/モンテカルロ-モナコ公国)
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